おっぱいトラブルの種類
産後多くの女性が経験するといわれるおっぱいトラブルですが、その種類は大きく2つに分類できます。
1つは乳頭トラブル。
乳首が切れたり、慣れない摩擦で傷んだり、白斑という白い点ができたり、むくんで母乳の出を邪魔したりといったトラブルです。
そして2つ目は乳房トラブル。
この乳房トラブルが一般的に乳腺炎と言われていますが、調べるとこれも二つに分類されると出てくる場合が多いです。
うっ滞性乳腺炎は、通路が塞がることで出口を失った母乳が乳房内に溜まってシコリや痛みを発生させる状態。
化膿性は雑菌が入って炎症を起こして赤くなったり高熱が出たりする状態。
……しかし、どちらのタイプもさらに細分化できると私は考えています。
まずは化膿性乳腺炎。
明らかに雑菌が入って炎症反応が起きているのに、母乳の出がそこまで悪くなっていないケースと、母乳がタラタラと染み出る程度以下しか出ないケースがあります。
化膿性乳腺炎では、おっぱい内部に雑菌は侵入しているため、詰まっていなくてもジクジク・ヒリヒリ・ズキズキといったような痛みが出ます。
私は痛みに敏感だけど我慢強いタイプなのですが、この場合の痛みは夜だと寝つきを邪魔してくるレベルです。
絶対に眠れないというわけではありませんが、寝ても大丈夫だろうかと不安になり、寝返りはもちろん痛みで難しいです。
基本的には乳房の一部が赤く変色します。
肌を何度も叩けば赤くなると思いますが、それくらいの赤さである場合が多いです。
ただし胸が大きい人や、炎症部位が下側や外側ので脂肪が多かったり、奥の方だった場合は赤くなっているか分かりずらい場合があります。
化膿性の見分け方は、
①乳房の一部が赤くなっていること
→※放置して重症化すると炎症とともに赤い部位も広がります。
②触れたり圧迫するとアザができているような痛みを感じる
③母乳の色が透明で、舐めてみると海水のようにしょっぱい
④コットンなどに絞った母乳を吸わせると、
黄色(プロセスチーズくらいの黄色)
オレンジ(中華料理に浮いている油に近い色)
黄緑(グリーンスムージーに牛乳混ぜたような色)をしていて、上手く絞れた時にはヨーグルトのような柔らかい塊状のものが出てきます。
の色の母乳が確認できる。
上記4つのどれか一つでも当てはまると、雑菌が乳房内で悪さをしていると考えて大丈夫だと思います。
次回は化膿性乳腺炎の対処法についてまとめます。
おっぱいトラブルとの出会い
2020年5月、世間ではコロナショックで大賑わいの中、臨月のわたくしはうめき声をあげていました。
「恥骨痛」
妊娠も後期に入ると女性はホルモンの作用で全身が緩み、その影響で一部の女性は恥骨痛に苦しみます。
私の恥骨痛の痛みは普通にはあるけずにうめき声をあげるレベルで。
元々腰痛持ちの私は前も後ろも痛くて毎日泣きそうだった。
妊娠8か月を過ぎた頃から「臨月に入ってオッケーが出たら早く生まれてきてください。育児は育児で大変だろうけど、この激痛の日々が終わるだけマシだと思うんです」と、毎日お腹の子に懇願していました。
……甘かったよね。
お腹の子はとても素直で、臨月初回の健診の翌日、予定日より一週間早く生まれてきてくれました。
私のお世話になった産婦人科ではカンガルーケアを実践していたので、産後一時間以内に授乳開始しました。
助産師さんがわたしのおっぱいに我が子をすいつかせるのを緊張しながら見ていましたが、我が子は数秒チュクチュクすると眠りにつき、その後5時間は起こしても全く起きない子でした。
助産師さんの協力でなんとか起こして授乳開始するも、寝ぼけてほとんど飲まずにまた寝てしまい、産後一日目はほとんど授乳できませんでした。
2日目…初日とは打って変わってきっちり三時間後に空腹で泣き叫ぶ我が子。
慌てて授乳しようと乳首を吸わせた瞬間激痛が。
赤ちゃんの吸引力をなめてたよね。
あとで助産師さんに「やり方教えるから授乳の時は声かけてね~」と言われたけど、言われるのが遅すぎた。
2日目にして私の乳首は真っ赤に腫れあがり、パジャマがすれると痛みで涙目になってしまうので上だけ裸族でした。
3日目…
助産師さんの指導を受け始めるもやはり手遅れで、どんなやり方でも激痛。
乳首半分取れたんじゃねぇか?と軽くティッシュを当ててみると鮮血が。
この時点で焦って乳首の保護器や保湿クリームをネットで買いあさり始めました。
夜にはおっぱいがぱんぱんに腫れあがり、熱をもって痛みでずっと半泣き。
助産師さんに泣きつくと、最初は仕方がないと言われて絶望。
後で聞くと、言えば鎮痛剤出してもらえたらしい。
入院中(知らんがな。教えてくれな分かるかい)と心の中で何度も突っ込むことが何度もあったのですが、これは退院後もず~~~っと続きました。
産院選びって大事だよ。
そうやってほとんど何も教えてもらえず、授乳=激痛という方程式が完成して退院することになりました。
この方程式は産後4か月近く経った現在も見事に変わらず、私のおっぱいトラブルはこじらせ続けていくことになりました。
ご挨拶
初めましてラブマムです。
2020年5月下旬に初めての育児がスタートしました。
元々超ネガティブで楽観視とは無縁のラブマムですが、初めての育児は今のところとっても楽チン。
結婚前にダメンズとばかり付き合ってきたうえに、実は生後2日目からおっぱいトラブルとお付き合いが始まり、4か月近く経った今もこじらせ続けております。
それに比べたら愛おしいわが子のグズリやお世話なんてまだまだ難易度イージーです。
睡眠不足も中学生から不眠症持ちのラブマムにとって慣れた日常で、むしろ育児疲れで隙あらば一瞬で寝落ちできる今は快適とすら思えます。
過去のダメンズの日本語なはずなのに理解できない発言や、説明されても意味不明な行動に比べたら、何をしても収まらない我が子の泣き声は天使の甘いささやき。
我が子より手のかかるおっぱいをぶら下げ悪戦苦闘の毎日ですが、私の乳腺炎の経験や知識や対策がもしかすると他の人の助けになるんじゃないかと考えるようになりました。
だって私自身がおっぱい痛すぎて眠れないとき、いろいろなサイト・ブログ・論文などを必死で読み漁ったから!!
でもなんかぴんとこない。
情報が古かったり自分に当てはまらなかったり、偏ってたり。
…というわけでブログ始めました。
私の経験が誰かの役に立つ日が来ることを願って、備忘録も兼ねていろいろつづっていこうと思っています。